ベトナムは中国の春節と同じように旧暦で新年を祝います。
この旧正月のことを「Tết」と言いますが、これは「Tết Nguyên Đán(テッグエンダン=節元旦)の略称です。
「Tết」をカタカナで書くと「テト」となりますが、ベトナム人は「テッ」と発音しています。ただ、ベトナムの旧正月のことを「テト」といいます。
元旦にあたる日は1月22日(日)となり、旧正月の休みは1月20日から26日までの7日間となりますが、なかには29日まで休みとするところもあります。
ベトナムの旧正月は ほとんどの人々が休暇をとるため、都市部ではお店なども閉まることが少なくありません。
街は、数十年前の日本の正月のように閑散とした雰囲気となりますので、便利な生活に慣れている方は不自由な思いをするかもしれません。
旧正月にベトナムを訪れる観光客に、日本政府は以下のような注意喚起を呼び掛けています。
「テト(旧正月)期間中及びその前後は、例年、犯罪が増加する傾向にあります。例えば、「路上でのひったくりやスリ」、「住宅や会社・工場等を狙った侵入窃盗」などが特に懸念されます。また、多くの人が集まる大規模イベント等では、事件や事故に巻き込まれる可能性が高まります。さらにテト期間中は、公的機関や医療機関なども休みとなるところが多く、有事への対応が一層困難となる恐れがあります。」(在ホーチミン日本国総領事館)
旧正月中にベトナムに渡航をされる方は、十分に注意しましょう!
画像提供:「ホーチミン観光情報ガイド」